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アメリカ在住主婦え~ぽんの独り言


by apona
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鹿狩り(紹介編)

うちの旦那はモンタナ出身で(モンタナはワシントン州の右、カナダの下)毎年冬には狩の為モンタナのお父さんの所に行きます。

まず、狩というのはやたらその辺のものを撃って良い訳ではなく、決められた場所で決められた時期、時間のみ撃つことが出来ます。たとえばプライベートの敷地や決められた共有の敷地内。時間は獲物の種類によって違ってきます。鹿は11月のうち3週間くらい。時間は日の出から日の入りまで、等など色々決まりごとがあります。
もちろん狩のライセンスも必要で地域で数は限られています。たとえばオス鹿は1頭、メスは2頭までとか。その他エルクや熊のライセンスも。小動物をとる為仕掛ける罠にもライセンスが必要で、魚釣りにも釣りをする州のライセンスが必要です。小動物(うさぎなど)は特にライセンスは要りません。狩の出来る年齢は12歳から。旦那は小さいときから狩をしているのですが私は2004年に人生初めて狩に行きました。

まず2004年の狩。この時は見学のみで、旦那の鹿狩についていきました。
実は狩というのは忍耐と体力が必要です。まず、獲物を探さなければなりません。期間内で日のある内のみ撃てるので、モンタナに着いたら早速次の日の日の出前から毎日小一時間ほど先の山に獲物を探しに出かけます。
そしてどんな鹿でもいいわけではなく、(メスは角がないのでどんなのでもいいのですが)体が大きく、角の大きい鹿をえりすぐって探します。撃ったオス鹿の角にはポイントがつけられ、大きさや、幅、角の数などで変わってきます。
なので自分が満足出来る獲物を探すのがまず大変なのです。
鹿は人間を見るとすぐ逃げてしまうので日の出前のさっむい中(雪が降ることも)こっそり山を登るのです。足音にも気をつけなければならないのに1時間も山を登って下るのはかなり疲れます。それなのに動物1っぴきも見かけない日もあります。
なのでオス鹿を撃つまでは毎日のように山登りや見張りをするのです。

もちろん撃った鹿は食べられます。というかもちろん食べます。それは後でお話しましょう。
続く。鹿狩り(紹介編)_f0093051_1036982.jpg

田舎なので皆家に鍵をかけないんですがほとんどの家に銃が置いてあると思うんですよね・・・。
by apona | 2006-09-23 10:50 | 旅行